ホーム>よくある質問>養育費

当事務所によく寄せられる質問


Q.公正証書を作ると養育費は100%支払われますか?


A.「絶対」はありません。あくまで「支払いが滞りにくい」ということです。


■公正証書は養育費不払いを防ぐ強力な「予防策」ではありますが、支払いの「保証」ではありません。当然ですが滞る可能性はあります。ただ「作っていない場合に比べて滞る可能性が低い」ということと「作っていない場合に比べて滞った場合の対応が簡単だ」ということです。


■養育費に限らずですが、相手の支払い能力を超えた内容で作ってしまうと恐らく滞るでしょう。実際にあったケースですが、男性の給料が月18万円程度にも関わらず、女性側が主導して月10万円の養育費を女性に支払うという内容の公正証書を作りました。結果はどうなったのでしょうか?


■案の定2ヶ月目には滞っていました。もちろん公正証書があるので給料の差押等が可能ですが、18万の給料ですから前途多難です。差押をすると逃げられてしまう可能性もあるでしょう(まともに10万円を支払っていたら男性側が生活できないからです)。


■相手の経済状態も考慮した上で、双方納得した金額で作成した公正証書は非常に滞りにくいと言えます。


■「支払える経済力があるのに支払わない」という状態を防ぐのには非常に有効であると考えます。「理由はないけど払いたくなくなった」「お金がもったいない」などで滞る可能性は低いです。ただし、「リストラされてお金がない」などの事態になると公正証書があっても滞る可能性は高いです。なぜなら、現実問題お金がなくて養育費を支払えないからです。


 よくある質問はこちらから


 ご依頼・ご相談はこちらから


 トップページに戻る場合はこちらから