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離婚時に公正証書を作ったほうがいいのか?


「作ったほうがいいと思います」


■一言で終わらせてしまいましたが「いいのか?よくないか?」と聞かれれば「作っていたほうがいいです」と言うしかありません。


■もちろん作る必要がないケースもあると思います。お互い何も請求するものが無いケースなどです。ただ慰謝料、財産分与、養育費などの取り決めがある場合は、(それらをもらう側は)作ったほうがいい、ということは間違いありません。


■また、金銭などの支払いが長期にわたる場合は作っておいたほうが安心でしょう(養育費や慰謝料の分割払いなど)。逆に、「慰謝料を近日中に一括でもらえる」だけの内容では公正証書作成の必要性はあまり高くないかもしれません。


■確かに公正証書を作成するには費用がかかります。例えば「月3万円の養育費を15年間」という条件であれば、公証人の手数料として2万円くらいかかります。行政書士などの専門家に作成を依頼した場合は、その行政書士の手数料もかかります。例えば、当事務所ではこのケース依頼がきた場合、公証人手数料約2万円+当事務所手数料4万8000円で7万円程度かかります。


■ただ、この約7万円(自分で作った場合は約2万円)で、養育費15年分、3万円×12×15=540万円が担保されると考えれば安いものではないでしょうか。もちろん「公正証書を作ったから必ず支払われる」というわけではありませんが、支払いの確率は飛躍的に上昇すると思います。


■ある統計によると、協議離婚後、養育費などの支払いが取り決め通り払われなくなるケースが、協議離婚の約半数にものぼるとされています。もし公正証書などなしに、差し押さえなどで強制的に支払いを求めるためには、裁判が必要になってきます。裁判にはどのくらいの費用がかかるでしょうか?公正証書を作る手数料とは比べものにならないお金と手間がかかると思います。


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